豪州からベルリンへ

ドイツの生活、学校、ドイツ語 そして豪州の思い出

ドネルケバブサンドは、ベルリンからはじまった?!


ベルリンに来て、まだ、1か月ちょっとしか経っていないが、何回も
食べているものがある。息子は、1週間に1回は、食べよう!というものがある。
それは、ドネルケバブサンドである。
ドネルケバブは、トルコ料理で、ドネルとは、回転すること、
ケバブとは、焼き肉のことである。
確かに、お店の真ん中で、肉が回っている。これが、ドネル(回転)か~。
ドネルケバブを注文すると、パンを温めて、半分に切って、その中にガーリックソース、野菜たくさん、回転している肉を削ぎ切りにして、その中にサンドしてくれる。3ユーロなり~。
息子のお気に入りである。肉が美味しいという。
野菜とのバランスもいい。
ドネルケバブは、トルコ料理だが、ドネルケバブをパンにはさんだものは、
ベルリン発祥なのだ。
1960年にトルコからドイツに移民としてやってきたヌルマンさんが、
1972年にベルリンで露天からはじめたのが、このドネルケバブサンドである。
2013年にヌルマンさんは、残念ながら80歳で逝去した。
2011年にトルコドネル協会もヌルマンさんを考案者として認定しているが、
ヌルマンさんは、特許を取らなかったので、ヌルマンさん自身にいまだに、
利益はもたらされていないという。
だから、このドネルケバブサンドは、トルコ移民の歴史と苦労した物語に
想いを馳せながら味わいたいものである。
ベルリンには、数多くのお店があり、また、欧州全体でもいろいろあるらしい。
本来の肉は、羊肉らしいが、いつものお店は、牛肉だった。
日本人も、とんかつサンドとか、てんぷらサンドとか、欧州でやれば、
流行るかもしれないな~と思いながら、これからも、ドネルケバブを食べようと
思っている。